死してなお人を動かす、本の真髄を味わった
しばらく間が空いてしまいました。逆に2週間で復帰した自分をほめたい。今までだったらこのブログ、そのまま無かったことになってましたね。
再びブログを書こうと思わせてくれた本がこちら。
インベスターZでお馴染み?本多静六氏の本です。書かれた時代もあるので、2018年現在では「それは無理だってー」と思うもの、逆にこんな時代だからこそ意識せねばと思うものがありました。
特に、自分の仕事は自分で、早め早めに片づけること。今日の仕事を今日中に片付けるのは勿論のこと、明日の仕事を今日中に、明後日の仕事を明日中に片付ける。そうすることで余裕が生まれ、ふいにトラブルが起きても落ち着いて対処できます。逆に今日の仕事を明日、明日の仕事を明後日と伸ばすことで、溜まり溜まって身動きが取れなくなります。正に今の私を表しており耳が痛いですね。前倒し前倒しで進めないと。
また、著者は別の書で、一つ上の職位で仕事をする意識でいたと書いています。係長にあっては課長のつもりで、課長にあっては部長のつもりで仕事をしていました。自分の上司の立場だったらどうするか、そんなことを考えて仕事したこともなかったです。係長だったらどう判断するか、係長は上から何を求められているのか、これまで低いレベルで仕事をしてたなと反省。毎日1回は意識するような仕掛けを作ります。
もう一つは、手帳の使い方について。著者は手帳を肌身離さず、その日の出来事、所感、新知識を書き込んでいました。スゴイのは、手帳・日記・資料・家計簿などを、今でいうキングファイルみたいなバインダーで一元管理してしていました。職業の道楽化が進めば進むほど一元管理によるメリットは大きくなると思いますが、まずは自分のやりやすい以下の方法で進めてみます。
・手帳…会社員としての自分のスケジュール、仕事についての全て記載
・家計簿…出金を逐一記載。レシートは必ずもらい、もらえなければその日のうちに書く
・日記…自己肯定感を高める道具。主に所感。
・週記…週の頭に開く。生活の中で意識すべきこと
・メモ帳…プライベートの外出では必ず持つ。ポケットサイズ。とにかく何でも書け。
・ブログ…読んだ本のまとめ(+α)
・バインダー…カテゴリごとに情報を集約。気になった記事、雑誌の切り抜き、研修等で学んだこと、自分の読書ブログなど、印刷して保管。印刷物にはメモを入れ、情報が情報のままにならないように。 血となり肉となるようにする。
ここは、やりながら随時改善していきます。全部スマホで事足りますよって突っ込みは甘んじて受け入れます。ではまた!
これは仕組まれた物足りなさなのか
あけましておめでとうございます。
今年も読書感想と趣味と、ブログのタイトルになっている件についても 書いていければと思います。
今回紹介するのはこちら。
営業もできない・広告も打てない・PRもできない「殺し」をどうやって売るか。女子大生起業家の奮闘が描かれています。
TV・雑誌等メディアで話題沸騰とのことで読んでみましたが、今回は厳しめの評価となることをご容赦ください。
マーケティング本として
マーケティングに言及している部分は、全体の10ページ程度。おまけページとしてマーケティング手法がまとめられているが、そのページさえあればOK。400ページにわたる小説の部分はほとんど不要。決して筆者の「7つのマーケティング・クリエーション」を否定するつもりはなく、考え方そのものは知識として頭に入れる価値はあると思う。
ほかに気になった部分としては「安心の需要」 ぐらいかな。
小説として
世界観は、伊坂幸太郎を読んで小説書いてみましたってレベル。権力者と表には出てこない闇、みたいなありがちな構造。
ストーリーも、なぜ主人公は「世界一の殺しの会社」を作りたかったのか、といった核心部分も「ふーん」といった感じ。これといった見どころももなく話が進む。
ついでに、文章が読みづらく、キャラクターも魅力的とは程遠い。
小説としては、これまで読んできた中でも、かなり残念な部類に入ります。
総評
「売りづらいものをどう売るか」といったことを期待してこの本を読んでも、その回答は得られません。
「なぜ殺し屋をしようとおもったのか」といった小説的な面を期待しても、その楽しさは得られません。
この本を各種メディアで話題にさせた、筆者のマーケティング力が素晴らしいものであることは間違いないでしょう。
ストーリー内でもありましたが、コンテンツが不十分なまま、いびつなスパイラルの上に乗ったブランドは、いずれ崩壊します。しかし、崩壊は時として最大のチャンスでもあります。そこまで見越したうえで、本書を出版されているのであれば、ただただ脱帽、お見事というほかありません。
私のドラクエ身分証明書
どうも、正月休みで帰省しております。
ちなみに夏休みに帰省した時はずっとドラクエ11してましたね。それについて投稿したいしたいと思ってて、ようやく投稿します。
【私のドラクエ遍歴】
・小学生
テリーのワンダーランドでドラクエデビュー。ほとんどの配合表は覚えたんじゃなかろうかってぐらいプレイしました。一度飽きても間をおいてまた初めからやったりね。
その後SFC版3,5,6をプレイ。3はゾーマまで、6はデスタムーアまでは倒しました。どっちも友達といるときに倒しましたね。5はなぜか攻略できず。泣く泣く攻略サイトを見ましたが、それでもわかりませんでした。
あとはイルルカちょっとやったり、GBリメイクの1&2とか。
・中学生
中1の冬にドラクエ8が発売。PS2と同時に買いました。以降の作品では定番となるスキルシステムはここから始まりましたね。これがなかなか面白くて、いろんなスキルを試したくて何周もしました。装備禁止プレイで竜神王まで行ったんだっけか。
・高校生
DSを買ったこともあって、DQMJをやってました。あとはリメイク456と9。6と9は大学合格後の春休みにやってた記憶が。9は完全に乗り遅れましたね、地図ブームは完全に去ってましたもん。あとはまったくすれ違わない田舎はすげー不便だとも感じました。4は今更ながらの初プレイ、5は念願のリベンジ、6は待望のリメイクの割には…
・大学生
1年生のころDQMJ2やったり、卒業間際にはPC版ドラクエ10ver.1,2をプレイしてました。10は、DQでオンラインとかありえないでしょとか思ってたのに、体験版で始めたら面白すぎて速攻購入。オンラインが問題ではなくて、ナンバリングタイトルをオンラインにしたのが、受け付けなかったのかなと思います。
他には途中3DSでテリーのリメイクがされたものの、3DSも持ってなくてイマイチ食指が動かず…(ベホマズンで全回復しないってなんやねん!)とか思ってました。
・社会人
Android版DQ7をダウンロード。発売当初はPSを持ってなくて、タイミングを逃してやってなかっただけに念願のプレイ。しかし操作性も今一つで途中でやめてしまいました。やっぱ十字キーと4つのボタンでやるように設計されてんだなと。(ちなみにFFのリメイクでやりたいのもあるんですが、操作性がイマイチではといった不安から手を出せていません)
そして今回2DSを買って11の発売を今か今かと待ってました。
思ったより遍歴が長くなったので、感想は次回に。
給料は嫌なことをする我慢料ではなく提供した価値に対する対価である
世間はクリスマスイブですね。新宿駅でとある団体が「神の裁きの日は近い」ってやってましたが、恋人の有無で過ごし方に大きな差が出るこの日は、神の裁きを受けているのかもしれません。
さて、話題の落合陽一氏の本を続けて2冊読みました。本を読む目的は、氏の考え方に触れる、でしょうか。
正直、『魔法の世紀』はかなり難しい内容でした。
・コンピュータからスマホに至るメディアの変遷は、一人の偉人アラン・ケイのビジョンを実装しているに過ぎない。そして彼のビジョンはスマホで終わっている。
・20世紀は映像の世紀。一人の発信者がその他大勢のマスに向けて、映画・TVといった2次元で映像によるメッセージを発信した。今後は一人一人が発信者となり、伝達方法も2次元とどまらない。
読み取ったのはこんなとこでしょうか。自分にはまだ早い本だったように思います。
他方『超AI時代の生存戦略』は読みやすく分かりやすかったです。『これからの~』の続編にあたるような感じです。氏の提案するワークアズライフの考え方は、自分の望む生き方ですね。
・グローバルとローカルに上下はない
・競争すると機械が勝つ。ブルーオーシャンを探せ
・ギャンブルと報酬
等々これからも定期的に開きたい本。
最初の話じゃないけど、信仰するってのは、コンピュータにはないモチベーションを作るうえで非常に重要。信仰のためには、調査測量・好き・趣味がかかわってきます。このご時世では誰が何やってるかなんてググれば出でくるんだから、その情報をキャッチする必要はあるよねと。でもそれに対して、先越されたとか悲観的になることはない。
【今回のアウトプット】
興味のある内容をSNSでフォローします。
超AI時代の生存戦略 ―― シンギュラリティ<2040年代>に備える34のリスト
- 作者: 落合陽一
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2017/03/18
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (4件) を見る
スタバでMacを開くのは目的じゃなく手段なんだと知る
こんばんは。文房具も好きな筆者です。
12月17日 文具女子博見学のため流通センターに行って参りました!
最終日の終わり間近ということもあってか人が多い多い。一時は会計に並ぶのも制限されるほど。文房具にこだわりを持つ人が増えてるんでしょうかね。
見た感じでは、マスキングテープが特に人気でした。
私が一番目を引いたのは、ナガサワ文具店のクリア万年筆。かっこよかったけど、残念ながら予算の関係で今回は諦めました。ほかに羽ペンもあってこちらも素敵でした。
代わりに買ったのがギルフォードのメモ帳。台紙が固いので手に持ってても書きやすいですよー、とのことだったので買ってみました。まだ使ってはないです(笑)
ところで、よく日記を書くのがいいとは言われるけど、書くことを続けるうえでも、やってる自分に酔うってのは必要なことだと思います。
どうやったら続くのか考えて、そのための手段として使えるものは使う。継続を支えてくれる力が、お気に入りの文房具にはあります。
同じ書くって機能にボールペンだと100円、万年筆だと1万円。それで気分がよくなって、楽しく生活できるなら、安い金額じゃないかな
その疑問が70億分の1になれるレースを見つけるカギになる
読んだ後に「なるほどねー」で終わらないように本を読むためには。
読書が自身の血となり肉となるためには。
<読書術のおさらい>
・その本から何を得たいのか認識する
・内容と行動のアウトプット
それを踏まえたうえで、私は以下の本から何を得たかったのか。
流行ってるから・紹介されていたからそれは勿論あります(自分は自分で思っている以上に他者(特に成功者)の意見に流されやすい人間であることは認識しなければならない)。
ただ、要らないと思えば、本屋で平積みされていようが、推薦されようが買わないわけで…なんらかのアンテナが張られていたと考えるべき。紹介された以外の理由を考えることは重要だと思う。
パッと思いつくのはキャリアのこと。今後どう生きていくか、を漠然と考えている中で題名がヒットしたんじゃないかな。ということは、自分がこの本から得たいことは「生き方のヒント」みたいなものになる。
前段が長くなりました。
印象に残った部分は
1.自分が何の専門家になるのか、5つの問いに答える
2.解決したい小さな問題を見つける
3.自己啓発本を読んで意識高い系になるな
4.社会に自分の価値を認めさせる
1.2.4.は正に本を読んだ目的に合致。
3.は反省を含めて。
知識も人脈もコンピュータにはかなわない。
・考える・言語化する・暗黙知を増やす が重要。
ブログっていいツールなのかもしれませんね。
今後は、内容のアウトプットから「内容+考え」のアウトプットに変えていきます。
プロ経営者は野球選手と同じようにチームが変わっても結果を出す
商品を仕入れ、販売する。
モノを作り、販売する。
この2つの事業で営業利益率10%overを叩き出す会社。
そんな会社の経営者の仕事っぷりが描かれています。
さて一通りは読んだものの、アウトプットするとなると難しい。
前回の本と違い、今のところ自身の行動が変化することはなさそう。
2回3回と読むことが必要になるかもしれない。
まずは、1回目を読み終えた時点で印象に残った点。
・戦略立案には成長率・マーケットシェアだけでいい。
・それをトップだけでなく現場に落とし込む。
・組織が大きくなり業務分担が進むと、仕事をやらされる、いわゆるサラリーマンが増える。
・それを防ぐためにカンパニー制のような形をとる。
・経営者は出世の延長にあるものではない。経営という仕事が存在する。
経営に寄った本は初めてだっただけに、自分の知識不足も実感。
ほかにも3部作があるので、そちらも読んでみます。